ワイン名:オート・コート・ド・ニュイ ル プリュレ
生産地:フランス/ブルゴーニュ
生産者:オーレリアン・ヴェルデ
ブドウ品種:ピノ・ノワール100%
ヴィンテージ:2018
アルコール度:13.5%
容量:750㎖

(テイスティングコメント)
やや紫がかったルビー色、金属的な香りに、じわじわと奥から上がってくる上品なバニラ香、カシス、プラム、熟したチェリー。ブルゴーニュのピノ・ノワールが官能的と言われる所以をしっかりと体感できます。
味わいは滑らかで、酸はタイトに感じられますが、果実味がしっかりと乗っており、赤系果実やスパイスが次々に表情を変えていきます。非常に均整がとれています。樽の風味も上品で、とにかく綺麗で抜群に美味!余韻は、ボリュームを増して長く続きます。
まだまだそれぞれの要素がばらけている感じもあるので、今飲んでも美味しいのですが、少し寝かせてこなれてから飲んでみたい厚みのあるオート・コート・ド・ニュイ。こんなワインを飲む時、テロワールに想いを馳せるのも、合わせる料理を考えるのも楽しいもの。すぐに抜栓するなら、2〜3日かけて楽しむべきです。(2021年3月 店長)

ブルゴーニュに久方ぶりに訪れた熱量の高いヴィンテージに酸不足を懸念する方もいるかと思います。標高の高いオートコートやサントーバン、未成熟か指摘されたマランジュなんか余韻の美しさ素敵です。ブルゴーニュにおける優位性の地図は書き換えられるのかなと思います。
で、このワイン。結論から言えば良いワインです。ブルゴーニュ=気難しい、取っつきにくい、なんて方にも飲んで欲しいです。神経質さや閉じる要素もなく開放感と標高の高い畑ならではの締まり。黒系果実から赤へのグラデーション。酸のトーンの下支え。
クラシックなブルゴーニュワインの良さを再構築したオイルの風味。かつてブルゴーニュワインを飲んでいたワイン愛好家にも、もちろんワインを飲み始めた人にも届けたいワインです。余韻の広がり方が気持ち良い。開放感のある余韻はきっとあなたをリラックスさせてくれるから。
ブルゴーニュ高いですよね。でも、それだけみんなが欲しがる意味ってあるかもな、と思わずにいられません。
(2021年3月 助手)

(ワインについて)
アルスナン村に1971年から所有する区画ル・プリュレの粘土石灰土壌で育つピノノワールをステンレスタンクで発酵、木樽で12 ヶ月熟成しました。

(生産者について)
コートドールの中心ニュイサンジョルジュ村から西に約10キロ、山道を走り抜けるとARCENANT(アルスナン)村に到着します。1604年からこの地に住むヴェルデ家は、父アラン・ヴェルデが1971年よりビオロジック農法を開始し、ブル
ゴーニュの中でも自然栽培の先駆者として知られています。繁忙期に家族の手を借りるぐらいでほとんどの作業を一人でこなし休みなしに働くオレリアン。伝統と革新を地で行く、これからがますます楽しみな生産者です。
肩肘張らない自然体の完成度で、綿密なミネラル感、伸びやかな酸、上品な味わいが絶妙のシンフォニーを奏でます。伝統的なオート・コート・ド・ニュイは言うまでもなく、ニュイ・サン・ジョルジュを代表とするコートドールのプリミエクリュと村名ワインは、その年々の気候条件を考慮し、それぞれのテロワールのキャラクターを見事に表現しています。
(輸入元より抜粋)

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